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ゆうきちゃんとハロウィン。 - 2012.10.19 Fri

1つ下の階に,ゆうきちゃんという女の子が住んでいました。

駐車場で会うといつも,「お姉ちゃーん」と話しかけてくれる子でした。



2年前のハロウィンの日の夜。

いそいそと自宅に戻っていた私は,
ゆうきちゃんの家の扉の前で足を止めました。


そこには,ハロウィンの絵が一枚貼られていて,
私はその絵に,釘付けになってしまいました。



ハロウィンの日は,
小さな子どもたちにお菓子をあげるんだと,
友人が話していたのを思い出し,


自宅に戻ると,
わずかばかりのお菓子を袋につめ,
「とってもじょうずなえですね。1にちのつかれがふきとびました。」
という手紙と一緒に,
ゆうきちゃんの家の扉にかけておきました。



夜も更けた数時間後。


カンカンカンと,
誰かが階段を上がってくる音がしました。


カンカンカン。
その足音は,すぐに遠くへ消えていきました。




翌日。
自宅を出ると,
扉に袋がかかっていて,


それを見た時,私は驚きました。

中には,
昨日ゆうきちゃんの家の前で見たハロウィンの絵と,
チョコレートや駄菓子に,
手紙が入っていました。


「ハローウィンは終わってしまったけど,今度使ってね。
 
 悲しいお話。わたしはひっこしするかもしれません。」


小さなメモ帳に,鉛筆でそう書かれていました。





それから4ヶ月後,ゆうきちゃんは引っ越していきました。



毎年,ハロウィンの時期になると必ず,
ゆうきちゃんにもらった絵を玄関に飾っています。


Photo3842_convert_20121025234645.jpg


私がここを引っ越しするときには,
ゆうきちゃんに連絡しようと思っています。


その頃は,ゆうきちゃんもすっかりお姉さんだろうなぁ。



ナノチカ。
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Author:ナノチカ
深い森の奥に,
小さなフェルトケーキのお店がありました。
そこでは,工場長のナノチカと
パティシエのぶぶにゃんが,
毎日楽しく働いています。

「いらっしゃいませ~。」
今日も森の奥では,ぶぶにゃんの
元気な声がひびきます。

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