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2度目のサプライズ。 - 2014.01.12 Sun

コト。

ポストに何か入る音がした。

ピザやのチラシか。

大して気にも留めずポストから抜こうとすると,それがなかなか抜けない。
強く引っ張り出してみると,
チラシの下に隠れていたのは,少し厚めの茶封筒だった。

Photo6198_convert_20140112162547.jpg

何これ?知らない。
え?
何も注文してないし,懸賞的なものにも応募したことないし。


裏返して,宛名を見てみた。
よく分からなくて,怖い・・・。
でも,住所も名前も私宛で,間違ってはいない。


おそるおそる封を切ると,そこに赤い色が見えた。

まさか?そうだ!


その途端,
ビリビリビリーッ!!!茶封筒を思いっきり破った。


中に入っていたのは,赤い本。

Photo6201_convert_20140112162526.jpg

去年青い方をもらって,今度は赤いのをずっと探していた。
でも,赤いのは既に絶版になっていて,
いくら探しても古本でしか手に入らない代物だった。


袋の中に,事の次第を告げる小さな紙が入っていた。

書籍名・送り先住所・宛名,
一つずつ目で追って最後の欄に書かれていたのは,差出依頼人の名前。

ほらやっぱり。差し出し人はあの人だった。



わぁ~。
パソコンの画面上でしか見たことのなかった
赤い方の全貌を間近で見た時,声も出せずに嬉しくて,ただそれを抱きしめた。


早速お礼のメールをと,お決まりの携帯を取り出し,ふと今日の日付を見て思う。

(あ,山に行ってるな・・・)


夕方,メールの返事が返ってきた。
予想通り山に行っていた模様で,

「探しても新刊は無かったので,古本です。喜んでいただけたなら幸い・・・」
興奮状態の私とは裏腹に,こんな時でも冷静かつ丁寧な言葉が並ぶ。


平成16年に発行されていたこの本は,全てのページの縁が少し変色していたが,
それすらも愛おしかった。

Photo6202_convert_20140112162509.jpg

いつも,山で見た美しい自然やそこでの体験談など,
何も知らない私にも教えてくれる。
行った者にしか分からない美しい世界を,少しでも共有してくれる。


「今度もし山に行くようなことがあれば,その時は私が伝えますね。」

そんなことあるわけないと思ったのか,
全く期待などしていなかったのか,
はたまた,
こちらの山には惹かれるものがなかったのか,

もう,
それっきり返事は来なかった。
エッ,私がこんなことを言うのは,最初で最後なのに!?


また来週末も,重い荷物を背負って山に出かけるんだろう。
そして私は,ぬくぬくとした部屋で,赤い本を開く。

ありがとう。



ナノチカ
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Author:ナノチカ
深い森の奥に,
小さなフェルトケーキのお店がありました。
そこでは,工場長のナノチカと
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毎日楽しく働いています。

「いらっしゃいませ~。」
今日も森の奥では,ぶぶにゃんの
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