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ぶたねこ冒険記。 - 2014.03.16 Sun

「今日はぶぶにゃんが案内するから旅に出よう!」
そう言って若草色を誘い出してから40分後,

「あのー。ここへはどうやっていけばいいのでしょうか?」
地元の人に聞く,一匹のぶたねこの姿があった。


ほんとのこというと,ざっくりした道しか,分かっていなかったのだ。


「その信号を左,つきあたって左,道をくだって左・・・かな?
 あとは私も分からないのよねぇ」

その言葉だけをたよりに進む。


「最後の左」とやらを曲がってからは,
行けるのかさえ全く自信の持てない,細い山道が続いていた。
期待していた看板なんて,どこにもない。
若草色がもう行きたくない,というので,それじゃあ帰ろうかと思った矢先,
ぱっと目の前がひらけた。


「あった・・・」


山奥の,水神様のお池,だよ。

「あった,あったよ!」



夕暮れ時のその場所は,少し肌寒く,何の音もしなかった。
外に出ると,小さな虫の大群が,ぶぶにゃんの頭の上に集まってきた。


汚い色をした池の水が,周りの山々と一緒に
「ぶぶにゃんを池に引き込もう」と話していた。

Photo6523_convert_20140316132137.jpg

Photo6516_convert_20140316132200.jpg

バタバタバタ,バッシャン。
遠くの方で静かに浮いていたはずの鳥が,急に大きな音をあげた。

ビクッ。
その瞬間,
若草色との遠出のとき必ずなめている乾燥梅を,飲み込んでしまった。

からいっ!!塩!塩のかたまり!!

鳥の次は,しょっぱすぎる梅に驚いた。

え?はちみつ入りって書いてなかった?
こんなものたくさん摂取したら,体に悪いじゃない。ブミー。


気を取り直して,
その後は,お池のまわりをゆっくり散策。

Photo6522_convert_20140316132218.jpg

これは一体何なんだ?この,水中へ続くパイプと階段は~。

ぶぶにゃんに「こんにちは」するどじょうなんて,出てこなかった。
いや,その確認はできなかった。

だって,ぎりぎりのところまで行ってだよ,
もしこの階段からコテッとひっくり返ったら,
誰も助けにきてくれないし,上で待っている若草色にも気づかれない。

そしたら,そしたら・・・

と考えながら,ぶぶにゃん探検隊の周辺調査は続く。


そしたらの結末が,すぐにはっきり分かったとき。
ぶぶにゃんは,あわてて階段を駆け上がり,若草色に乗り込んだ。


夢中で,あめだまを一粒なめる。
う~ん,あまい。
でも今日は,その甘さに安心した。


フムゥ。なかなかに刺激的な冒険だった。
また次回は,別な場所を探検せねばなるまい。




ぶぶにゃん





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ナノチカ

Author:ナノチカ
深い森の奥に,
小さなフェルトケーキのお店がありました。
そこでは,工場長のナノチカと
パティシエのぶぶにゃんが,
毎日楽しく働いています。

「いらっしゃいませ~。」
今日も森の奥では,ぶぶにゃんの
元気な声がひびきます。

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